リサとガスパールの街・パリを歩こう  2003年9月13日〜21日
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 9月15日■ホテル探しとシャンゼリゼ通り■


カフェで朝食

朝7時に目が覚めた。パリの夜明けは遅いです(その分日が暮れるのも19時過ぎ)。今日は街歩きの日を予定していました。夕食を食べていなかったのでおなかがぐうぐういって起きました。
だんなの人に朝食をとった後ホテルを探そう!と言ったの。
近くのカフェでバゲット2つとフレンチフライとオニオングラタンスープを2ついただきました。24ユーロ(約3,400円)高っっ!朝から¥3,000を超える食事。でもまぁ、昨日の夕飯食べなかったしね。

パリでホテル探し

それから今のホテルの周り、カルチェラタン界隈で探しました。ここカルチェラタンはソルボンヌ大学のふもとの学生の街、ノートルダム寺院からも歩ける距離ですし、地下鉄の駅もRERの駅も近いからかなり便利な場所だと思います。ま、パリ市街だったら地下鉄の駅は大体のところは網羅されていますが、スーツケースをまた運ぶと言う点で近くのほうがいいかなぁって。
私は8年前に来たときもヨーロッパ(パリとロンドン)で部屋探しをしたので大して苦じゃなかったの。でも、だんなの人にはビックリの連続だろうなぁ・・・すまんのぉ。
まぁそんなわけでパリにもひとつ★から3つ★までホテルはたくさんあるから皆さんが思っているほどホテル探しが困難なものでもないのです。(最高が4つ★らしいですけどそれは私の予算では無理!ってことで最初から外したのだぁ)でも、そうだよね、普通に社会人が旅行して現地でホテルを探すなんてことないですよね。

HOTEL DIANA

近くのホテルを何軒かみて「4泊したい」って言うとどこも「今日1泊ならありますよ」とのこと。その中で泊まることを決めたHOTEL DIANAは映画『アメリ』の主人公アメリがそのまんま歳をとったようなおばさんがフロントにいて、なにやら口をもごもごさせながら(何か食べてるぅ)、フランス語でなんたらかんたら・・・って言ったあと「ん、大丈夫、なんとかなるわ」みたいなことを言ってくれた。1泊85ユーロ(約12,000円)でした。うーん、バックパッカーだ。

でも今度はちゃんとシャワーだってTVだってトイレだってついていますよ。(当たり前)
アメリのアパート(と勝手に言っておく)の部屋を見たあとも何軒か見たんだけど結局空いていなかったり予算が合わなかったりと・・・そんなんでここに戻ってきたの。ヨーロッパは「部屋を見せてください」って言うと鍵を貸してくれて見ることができます。そのときにお湯の出具合とかTVの映り具合とかもチェックできるからね。日本人もしっかりものだけどフランス人は自分が価値を認めたもの以外には余計なお金を払いたくないっていうのが信念らしいよ。(日本人よりもケチケチ観念があるのかもね)
戻ってきたらまたアメリが何かを食べていた(このあといつ会っても何かを食べていたような気がする・・・笑)

英語で喧嘩

荷物を移動させるのに今いたホテルをチェックアウトしようとしたら昨夜チェックアウトしたいと申し出た人と違う人がフロントにいた。きれいな女の人。(たぶん8時間交代くらいでホテルのフロントが替わるみたい)んで「チェックアウトプリーズ」って言ったら「え?あなたは6連泊でしょー」って言うから「昨日のフロントの方に私たちが思っていたようなホテルと違っていたので他のホテルを探したいって申し出たら、O.K.残念だけどノープロブレムだよ。でもここは12時までにはチェックアウトしないといけないからそれまでにホテルを探してねって言われたよ」って言ったのに「私は聞いていないし、大体私がオーナーで昨日の人は雇われ人なの。だから彼には決定権はないわ」だって。それはそちらの事情なのでは?
結局いろいろ話したけど彼女の言い分は「あなたたちのチェックアウトは遅いから今日の分はいただきます」って言われたの。言われたとおりに12時前にチェックアウトしたのに。
でも言い合っても埒が明かなくて彼女が「じゃ、30ユーロだけもらいます。それで納得いかないならあなたが今日の夕方来て昨日の男とディスカスしてください」って。仕方ないか、まけてもらったし。30ユーロ払って縁を切ることにした。でもお客さんに「私がオーナーで彼は雇われ人なの」って言い張るのはすごいなぁって思った。国民性の違いかしら。

一難去ってまた一難とはこのこと。
今回はまぢで「安物買いの銭失い」と言う言葉が身にしみました。あーーーしみたーーー。ってこの旅は別に色んな諺を身にしみるためにしているのではないのですけど。
でも私はこの言葉実は一番嫌いなのですよ。とほほ。

気を取り直して(って何度、気を取り直したのだろう)アメリのアパートから再出発!
私のパリは楽しいはず!まだ来て1日だよ。

パリらしい観光

今日は凱旋門へ行くことにしたの。メトロに乗って凱旋門近くの駅へ。地上に上がるとすぐ目前に凱旋門。前にも思ったけどすごーーーく大きいの。でも馬を隊列組んでこの門を通ることができないんだよ、とだんなの人が言っていました。だめじゃんか。
ローマのコロッセオに小さい凱旋門があるんだけど本当はあっちが元祖凱旋門。こっちはナポレオンがローマ軍をやっつけたときの証としてローマ建築の技術で凱旋門を建てたとか。
7ユーロ払ったらエレベーターに乗って上まで行きます。と言うのはウソでした。私がそう思い込んでいたみたい。7ユーロ払って自力で螺旋階段を登り展望階まで上ります。7ユーロも払ってエレベーターもないの?(本当はあるけどそれはハンディキャップ用ですって)
ぐるぐる上ったら(@_@)吐きそうになった。でも上るとね「よかったー」って思うよ。パリの景色が一望できます。だんなの人はすごく心が表れた顔になっていました。「こりゃ上ってよかったよ」と言っていました。

凱旋門から8方向に放射線状に伸びる道を見るのも圧巻です。モンマルトルの丘やモンパルナスタワー、ルーブル美術館の前のちび凱旋門→凱旋門(ここ)→新凱旋門と一直線になって言うのも見えます。
凱旋門の彫刻を見て次はシャンゼリゼ通りへ。世界中のツーリストたちがここを目指してくるらしいです。(ガイドブックに書いてあった)
ついでに凱旋門を背にして右側を歩いてツーリストインフォメーションセンターで情報をゲットしてそのあとルィ・ヴィトンを見たあと左側に渡るとよい、なんていうのも書いてありました。
でもでも実際は左側の通りのほうが断然お店もたくさんあって楽しいです。ツーリストインフォメーションに行きたかったら行ってみるのもいいかもしれませんが私は特に行かなくてもいいかなぁなんて思いました。左側を歩いてルィ・ヴィトンを見たいときだけ右側に渡ればいいかな、と。

パリでもマック!?

14時ごろだったのでおなかがすいて、やっぱりパリだからクレープ食べたいね、なんて言っていたの。周りを見回したけどそれらしきお店がなくて結局、花のシャンゼリゼでマックに入りました。
マックは世界のどこにでもあるのでハンバーガーが嫌いでなければ一回くらいは食べてみるのもいいかなぁと思います。パリのマックは高かったです。だんなの人がビッグマックで私がチキンマックのそれぞれをセットにして11.2ユーロ(約1,600円)。ここのマックにはCDとヘッドフォンがいたるところについていてCDの試聴ができるようになっていました。日本もツタヤとかとタイアップでそんなカフェやマックがあると楽しいかもね〜。

コンコルド広場 そしてチュイルリー公園

またまたシャンゼリゼで通りを歩きコンコルド広場に出ました。(本当はルィ・ヴィトンに行くつもりでしたがなんとなく見送っちゃいました)シャンゼリゼ通りは途中からショップもなくなりただの緑道になります。コンコルド広場もまたすごかったです。ここはルイ16世やマリーアントワネットがギロチンの露と消えた舞台です。
そこからチュイルリー公園(ルーブル美術館前にある公園)へ入り途中からへとへとでメトロに乗ってサンジェルマンデプレへ向かいました。ここはヨーロッパ最古の教会のひとつサンジェルマンデプレを中心としてショップが立ち並ぶ街です。教会に入ってみると(基本的に教会の見学は無料です)だんなの人が「教会はこわいからいやだ」とのことで足早に回りました。

こじんまりしたルイ・ヴィトン(いい雰囲気)

あ、こんなところにもルィ・ヴィトンが。(シャンゼリゼ通りにも2軒あった)今回は入ってみることにしました。パピヨンとルーピングって言うのを見たかったの。でも最初から欲しいものを知っていないと聞かれるからあれもこれもっては見せてもらえない雰囲気でした。ここのお店は日本人が数人しかいませんでした。店員さんはすっごく端麗な顔の方。ぜったい迷い猫ちゃんが見たら「美しい」って言うこと間違いなし。立ち振る舞いも美しかったです。
パピヨンって言う種類のバッグは大小2種類があるのですが私は大きい方が見たかったの。そこには小さいほうしかなかったのだけれどその店員さんがコンピュータで調べてくれて「シャンゼリゼとデパート、ル・ボンマルシェにパピヨンの大きいものの在庫があります。ル・ボンマルシェは知っていますか?」と言うので「わかりません」と言ったら「ここから歩いて10分くらいのところにあるデパートなのですが、そこは小さいですがシャンゼリゼのように待たされることもなく買い物ができますよ」と教えてもらって私のガイドブックで場所も聞いておいた。10分くらいだから行ってみるか〜。

老舗デパート ル・ボンマルシェ

途中でFURLAもあったから見てみた。(シャンゼリゼ通りにもあったよ)かわいいコインケースもたくさんあったけど今回はフランスなんだからフランスのブランドを見たかったのだ。
ル・ボンマルシェを見つけてヴィトンに行ったら確かに日本人は私たちだけ。このデパートは老舗のデパートでこの界隈のマダムが買いに来るんだって。
入ったときかなり緊張したよ。やっぱり私のようなひよっこにはまだまだ早いのかな。「みみみみみ見せてください」と言ったら女の人が対応して見せてくれた。
さっきのお兄さんが言ったようにパピヨンの大きいのもちゃんとあった。ルーピングと2つ比べて、やっぱりパピヨンにしよう!ってやっとで「I'll take it」って言ったら「もう閉店の時間になるからパソコンがストップしてしまいました」だって。うひょ。売る気なぁい。(私だからか?)
外が明るいから19時だって全然気づかなかった。パリのショップは19時には閉まっちゃうんだよ。
結局「おとりおき」になりました。ま、残念だけどどきどきしていたから考える時間もできてよかったのかも。

チーズ天国

それから近くのメトロに乗って私たちのホテルの近くまで戻ってきました。(駅としては2駅くらいしか離れていないの)サンミッシェルノートルダムの近くはいろいろ食事どころもあって夕方から元気になる場所もあるの。食事どころには困らなかったです。
レストランは10ユーロくらいから20ユーロくらいの間で前菜とメインとデザートが選べるようなプチコースを用意しているところが多いです。お店の前に看板があるのでそれを見ながら(あとお店が全部オープンエアになっているから雰囲気も見られます)決めます。
私は大のチーズ好き。あるひとつのレストランに入ってだんなの人とそれぞれプチコースを頼もうと思ったら、隣の人がチーズを熱線でとろけさせてそれにジャンボンやサラミや揚げポテトを絡めて食べるものを食べていたので、もぉ釘付け。
そうしたら隣のおばさんが「これおいしいわよ」って言うので「なんていうメニューですか?」って聞いたら「ラキエッタ」って教えてくれたの。それで私はそれを頼むことに。
すごく贅沢にチーズが使われているの。日本でレストランで出したら2,000円以上はかかるかもぉ。
だんなの人は「周りの食べているのをきょろきょろ見たら行儀悪いでしょ」って言うんだけどだっておいしそうだったんだもの〜。でもこういうところで旅の恥をかきすてて聞くのはいいことだと(勝手に)思っています。赤ワインもいただいて凄く満足でした。

新しいホテルでの寝心地

帰って今日はお洗濯もしました。なんせ荷物少なくしちゃう癖があるもので・・・。眠ったのは12時ごろ。TVで『仮面の男』(レオナルドデカプリオ主演)をやっていました。デジカメをなくしたから忘れないように日記を書いていたの。あと4日も旅行できるなんて幸せ〜。って思っていました。これもホテルを替えたからかな。だんなの人も満足そうに寝ていました。よかったよかった。
明日は電車とバスを乗り継いでレンヌからモンサンミッシェルへ行きます。9時の電車だからここを8時には出なくちゃ。おやすみなさーーーい。(悪いことも結構すぐ忘れようとするいい性格)zzzzzzz

 
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