リサとガスパールの街・パリを歩こう  2003年9月13日〜21日
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 9月16日■TGVとバスとモンサンミッシェル■


世界遺産・モンサンミッシェル

モンサンミッシェルってなにさ。って思っていましたが、ツアーパンフレットを見ているとなぁんとなくあの佇まいが気になって行ってみたかったの。
もしかしたらフランスなんてもう死ぬまで行くことなくなるかもしれないから今回はakicoco的には大奮発して行ってきましたよ。

自力でモンサンミッシェル

パリから電車とバスで3時間半かかるので前もってフランス政府観光局のHPで調べておいたの。実際日帰りするなら選択できる電車がごくわずかになるからね。

ねぼすけの私たちは7時台のTGVに乗れるはずもなく9時台を選びました。
8時前に目が覚めて支度をしてホテルを出たの。私たちの駅からはメトロでモンパルナス駅まで行きます。メトロからTGVに乗り換えるのに今回だんなの人が旅の目的パート2として挙げていた早いエスカレーターがこの駅で見つかったの〜偶然にも。

ワールドビジネスサテライトのHPを見ても早いエスカレーターがどこの駅にあるかなんて書いてなかったから本当に出会えるかどうかは心配だったのだ。でも早朝だったせいか停止していました。多分9時から17時(やっていたとしても19時)までしか動かしてなさそうな雰囲気。乗る資格のある人かどうかをそのエスカレーターの前に係員がいて判別するらしいからさ。パリの人はあまり働かないイメージがあるから絶対9to5だよなんて言っていたの。

TGVに乗る

8時30分くらいにモンパルナス駅に着いたの。そこの2階でTGVのチケットを買おうとしたらもう1階上だよと言われて上へ行く。自販機でもクレジット決済で買えるみたいだけどなんせフランス語がわかんないからね。窓口へ行って時間をメモしたを見せました。行きは禁煙席しかないと言われました。帰り(16時台)も一緒に予約。TGVは座席指定でしか買えないとガイドブックに載っていたけれども実際はちょっと違うみたいでした。でも外国人である私たちにはよくわかりませんでした。片道@34.90ユーロで2人で合計139.60ユーロ。(約18,600円)しかしこれはモンパナス−レンヌ間のTGV運賃だけです。あとはレンヌからモンサンミッシェルはバスで行かなければなりません。それはレンヌに着いて買うのです。

チケットを何とか買うことができて本当に嬉しかった。昨日と一昨日歩きまくったので今日は中休みにして電車の旅にしよう!と言っていたの。やっと朝食を買うためにうろうろしてパン屋さんでバゲットひとつとクロワッサンとチョコクロワッサンそして小さなプレーンなパンを買いました。だんなの人は味の違いがわかるってことでいろいろなパン屋さんのバゲットを食べるのを楽しみにしています。最初におろした250ユーロがもう底をつきそうだったのでもう200ユーロおろそうと思っていたの。そうたら200ユーロおろすことができない!それまでの私は1ユーロ約130円で計算していたから下ろせる算段だったのだけれど結果的に150ユーロおろすことができたことを考えると1ユーロ約140円。10円の差は大きいよ!

パンを持ってTGVに乗り込んだら私たちの席に見知らぬおじさんが座っていました。チケットを見せたら「O.K.」みたいなことを言ってどこかへいきました。全席指定なのに席がないなんておかしいでしょ?あれはなんでなんだろう。
私たちの隣も日本人でした。同じようにモンサンミッシェル行くのかな?
15分もすると草原とか畑とかしか見えなくなります。私はこの電車の中で1日目と2日目の日記を書いていました。

そうしたら途中で隣の日本人カップルがバッグを置いたままどこか別の車両へ(たぶん食堂車両がないか探しに行ったのだと思うけど)行ってしまいました。私は「え?バッグ置いていっていいの?もって行かれても私は命がけで守ってやったりしないよ!むしろ命が狙われるくらいならそのバッグで何とか許してもらっちゃうよいいの?」って思ったの。
そんな私の「?」の顔を振り返りながら見ていたのか数分後奥様の方がバッグ取りに戻ってきました〜あーハラハラした。
多分、席を抑えているって言う意味で置いていったのでしょうが、外国なんだからあまりしないほうがいいかも(なんてデジカメなくした私に言われたくないでしょうけど)

モンパルナス駅の次はレンヌ駅です。とにかく途中で止まった駅はありませんでした。私はだんなの人がタバコを辞めて1年以上なので久々の喫煙車両に吐きそうになっていました。また怪しい感じでタオルを巻いていました。おえぇぇぇぇ。くらくらする。日記も書いていたからかもしれないけど乗り物酔いをしたみたい。

レンヌからバスに乗ります

レンヌの駅はとても明るく清潔感あふれていた。パリ市街の空港駅や北駅、モンパルナス駅と違っていた。(この3つはどこも薄暗くてちょっとじめじめした感じなの)乗り継ぎは20分ほどだからHPにあったように北口(NORD)目指して歩く。どこからかかわらわらと日本人がいっぱい集まってきた。みんなHP見て自力でモンサンミッシェル行く人たちなのね。ちょっとした連帯感があった。私が途中でバス停の道を聞くと後ろにいたカップルも一緒についてきた。でもその道を聞いた先にはレンタカー会社しかない・・・またウソ教えられちゃったかな?
レンヌ駅の北口は大きく工事をしていてそのレンタカー会社の後ろにあるバス会社がイマイチわからない感じになっていたの。他の日本人が何人もレンタカー会社の受付辺りでうろうろしている。その中の一人が細い工事している路地を通ってバス会社へ行ける事がわかったらしくそこからぞろぞろと抜け出た。
なぜか?そこまでは同じ日本人として連帯感があったのにわかった瞬間から競争が始まったの。それはなぜかと言うと次に乗るのがバスだから。
のたくたしていると席がなくなる→席がなくなるとモンサンミッシェルに行けないからレンヌまで来てスケジュールが狂う。といった思考から。(もちろんバスが出る時間って言うのもあったしね)
ちょっと悲しいような気もしたけど私も頑張って張り合ってしまった。人間ってすんごくいやな性かもしれない。ちょっと落ち込み・・・

バス会社の窓口に並んでバスのチケットを買う。2人往復で44.80ユーロ(約6,300円)。モンサンミッシェルの往復(モンパルナス〜モンサンミッシェル)は@12,450円かな。2、3年前のガイドブックにはモンサンミッシェルツアー990F(フラン)と書いてあってその頃1F=19円だったから約19,000円。ちょっとは安くで行けてるよね。このドキドキ感は背負うことになるけど。そうそう、バスの窓口の人がユーレイルパスは持っているか?ってきいていました。ヨーロッパ各地をユーレイルパス(お得な電車パス)で回っている人はそれを見せると割引があるようです。私たちは基本がパリしかなかったので買っていませんでしたが。そしてここはニコニコ現金払いしかできませんでした↓

バスに乗り込みました。最後のほうでしたがなんとか2人分の席はありました。あー間一髪だった。観光バスのような形式のバスでしたが乗れる限りはチケットを売るようです。(だから立っている人もいました)途中2箇所くらいバス停があります。でも30分に1回くらいの割合です。そこで降りる現地の方もいたのでちゃんと市民の足としてでもあるのですね。でもそれ以外は今回本当に日本人の方ばかりでした。ちょっとがっかりのような気もしました。ま、仕方ないですね、最近は個人旅行が増えているから高いオプショナルよりも自分で来るほうが安いですもんね。バスに乗るとヨーロッパのかわいらしい町並みがしばらく続きます。そのあとは牛がいたりして・・・寝ようと思っていましたが全然眠れませんでした。

見えてきた!

1時間半くらいになるとむこうにモンサンミッシェルが見えました。うぁぁぁぁぁ。すごーーい。今まで何にもなかったところにいきなり大きな修道院が見えます。
モンサンミッシェルに行った人のHPを見たりするとバスを降りて2kmくらい歩いたと書いてあったような気がしましたが実際はモンサンミッシェルに横付けでした。降りたらすぐインフォメーションに寄りました。日本語のガイドブックがもらえます。でもそのガイドブックに載っている地図はイマイチわからなかったけど道なりに行くと着くのでそんなに困りません。
あとはねトイレが有料でした。両替もできますしCD機もあります。両替所はかなりレートが悪いのでパリで替えたほうがいいですよ。

伝統料理のふわふわオムレツ

モンサンミッシェルに入るとすぐ修道院かと思ったらお土産やさんやホテル、レストランが続きます。日本の温泉宿にもこういう形式のところがありますよね。なんだか草津温泉みたいな感じ?こんぴらさん???

入ったらすぐのレストランに「モンサンミッシェル伝統のオムレツ」と書いてありました。そう、ここはオムレツが伝統料理のようです。なぜだかは知りません。でも食べた人の噂を聞くと「まずい」とあります。だんなの人とかなり大多数の人がまずいまずい言っているオムレツとやらをぜひ食べてみたいではありませんか!と言っていたの。

モンサンミッシェルを上っておみやげ物やさんやパニーニやさんを横目に何軒かレストランを探した。これからはカード払いを中心にしていかなきゃならなかったのでカードが使えるところを探す。ひとつのレストランに入って噂のオムレツとクレープそしてフレンチフライとビールを頼む。オムレツはなぁんにもないプレーンオムレツ。でも多分十分に泡立てしたんでしょうねふわふわ。まずいと言うほどでもなかったけどケチャップもついていなくて14ユーロ(約2,000円弱)。というかかなり取り過ぎです。日本で出したら580円ですよあんなん。観光地っていやね。

モンサンミッシェルに入る

それから坂を上って修道院へ行きました。入場料が7ユーロです。せっかく来たからもったいないと言って入らない、なんてわけにはいかないでしょう。ここがメインですから。でも今日は歩かない調整日だったのに修道院の中はぐるぐる歩く歩く。なかなか面白かったですよ。でも牢獄として使われていたところとかもあってちょっとこわい。「モンサンミッシェルができるまで」の模型がありましたが最初は2軒の掘っ立て小屋のようでした。(笑)でもそこからどんどん大きくなっていって街のようになって行くの。あれはやっぱりそのときの権力者が建てさせるのでしょうね。すごいな。

オプショナルツアーらしき日本人の団体さんと途中一緒になりました。でもそのガイドさんが日系なんでしょうけどしゃべり方がうまくない。聞いていて聞きづらい。たまたま日本語が話せるからそういうガイドと言う職に就いたのでしょうけどガイドとしては・・・かなり適材適所から離れていたような。せっかく自分たちで来たのに団体に飲まれるのもなんだかなぁだったのでやりすごしました。

帰りのバスは16時過ぎのバス。それまでおみやげ物やさんをみたりパニーニを食べたりしてすごしました。(でも面白いおみやげ物なんてないの、だからモノクロのモンサンミッシェルの葉書を一枚だけしか買いませんでした)見るところはモンサンミッシェルしか周りにないので9時の電車できて16時過ぎのバスで帰るので十分でした。泊まる人もいたようですが私は日帰りでよかったかな?でもライトアップされているのを見たいって言う人はそれもいいですよね。
最終となるこのバスには朝一番7時台の電車に乗ってきた人たちもこれに乗って帰るわけですからかなりの人数に。バス会社もわかっているらしく2台バスが来ました。よかったよかった。帰りは多少外国の方も混じっていました。でも基本的にはレンヌに向かうバスは日本人が大多数。ガタゴト揺られて遠くなっていくモンサンミッシェルをあとにしました。
ちなみに太陽の影響を受けたくない方はバスの左側に乗るといいです。いい感じで朝陽と夕陽を気にすることなくバス旅を楽しめます。

一つ前の電車に余裕で間に合いましたが、最初に予約を済ませていたので30分くらい待つことに。売店でそこでポテチを買いました。日本で言うとちびサイズのポテトチップス。1個0.30ユーロだと思ったら1.30ユーロでした。小さいのに200円弱もしたの!日本じゃ40円だよこんなん。なんて思いつつ。帰りの電車で2つ買ったうちの一つを開けました。おいしかったです。ちょっと厚めのチップスでした。もうひとつは会社に持っていったら「おいしいけど、これおフランス土産でなくウェールズ・・・イギリスだよ」と言われました。あれまぁ。

8時40分くらいにモンパルナスの駅について早いエスカレーターの前まで来たけど、やっぱり動いていませんでした。残念。

世界で頑張る中華料理−おいしい中華料理店ミラマー

家の近くまで来て夕食を食べることにしたの。私はパリ3日目にしてすでに胃の調子が(パンは実はあまり好きではない)悪かったので中華を食べました。地元でも人気のあるミラマーと言う中華料理屋さんです。広東風らしい。別の中華やさんを探していたのになくなってしまったのか探せなかったのでそのミラマーと言うところに行ったのですがとてもおいしかったです。ワンタンメンとチャーハンと海老(あんかけ)焼きそばを食べました。あとは青島ビールとテーブルワインの白(デキャンタでハーフサイズ)。これで32ユーロだったかな。(約4,500円)お店の中で遠山景織子さんらしき人が食事を取っていました。(たぶん本人)すごく肌がきれいでした。ちょっとつんとした感じでく他の人を近づけないような綺麗さがあってすごオーラが漂っていました。ヨーロッパ旅行中だったのかな?
どうして私は外国に行くと中華を食べたくなるんだろう。安心できるからかな。

ミネラルウォーターは必需品

帰りに家のホテル近くのストア(とっても小さい、あるのも気づかなかったくらい)でボルビックを1.5リットル買いました。1.2ユーロです。安いな。
明日は街歩きとだんなの人の楽しみにしていたルーブル美術館です。旅も半分まで来ちゃいました。どうして旅行はだんだん時間が加速するのかな。
今日もお洗濯しました。(だんなの人はすでに寝ぼけていました)

 
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