タイムズスクエア
旅行に行く前に会社の人に「自由の女神に行くのなら午前中早く行った方がいいよ」とのこと。平日ですら混んでいるらしい。さすが、世界のＮ．Ｙ．。いつでも観光客がいっぱいなんだ。
朝、４時半に目が覚めた。旅の最初の方って、時差ボケで早起きなんだよ。そして後半になるにつれ、疲れも伴い起きるのが遅くなる・・・。行くなら今日！
昨日はほとんど街歩きをしていないから、ホテルを出て、メイシーズ（Macy's）の交差点を見ると、「あぁ、ニューヨークに来たんだ」って思った。メイシーズは『３４丁目の奇跡』に出てくるニューヨークを代表する老舗のデパート。もうちょっとすると、サンタクロースが子供たちの欲しいプレゼントを聞くために今もやってくるのかな？Ｎ．Ｙ．のクリスマスも見たかったなぁ〜。
まだ８時過ぎで、朝の空気も気持ちいいから、散歩がてらタイムズスクエアまで行ってみることに。だんなの人は、ガイドブックを必要以外は見ないので、どこへ連れて行かれるかも分かっていない様子。１０分ほど歩くと、世界の中心と言われているタイムズスクエアに到着。わぁ〜。
なんだか感慨深い。だんなの人も幸せな顔をしている。「来たんだ〜ニューヨークに」とだんなの人も言っていた。ババズガンプというレストランがあって「あそこはフォレストガンプのレストランなんだよ」って。『フォレストガンプ』を見たことがなかったので、知らなかった。今度見てみよう。
日清のカップヌードルの前で１枚写真を撮る。ぐるりとあたりを見回した後、ブロードウェイのライオンキングが上映している舞台の隣のマックに行った。何軒かマクドナルドはあったけど、ここのマックはちょっと派手でカッコイイ。よ！ブロードウェイ！って感じ。
だんなの人は、バーガーのセット。私はビッグプレートと言うのを頼んだ。ビッグといってもペロリと食べられるくらいだった。ケンタッキーのビスケットみたいなものとスクランブルエッグ、そして小さなハンバーグ。アメリカって「いやぁ〜ん、食べきれない。２人でシェアしましょう〜」って言うイメージなのになぁ。ま、マックだからね。
メトロに乗る
それから地下鉄に乗って自由の女神へ行くためのフェリー乗り場行こうと思った。まずは、メトロカードの購入。Ｎ．Ｙ．市内は一律＄２。＄１０分まとめ買いすると２０％のボーナスがつく。つまり＄１０買うと＄１２分になって、６回メトロに乗れると言うもの。でも、７日間・３０日間乗り放題のアンリミテッドパスというのもあるの。実質観光日は５日なんだけど、７日間のアンリミテッドパスを買った。＄２１だから、１１回以上乗れば元が取れちゃうのだ。５日でも十分！
メトロカードは、券売機で買う。券売機には「日本語」と言うボタンもあったので分かりやすかった。現金かカードでの支払いが可能。ただし、アンリミテッドパスは一度改札を通ってしまったら同じ駅で１８分は使えないらしいの。電車の乗り場を間違えないようにしないと。乗り方が分かればバスにも使えるのでお得だぁ。
無事にメトロカードも買い終わり、フェリー乗り場のあるバッテリーパークを目指す。
降りる駅はサウスフェリー。結構乗るのかと思ったら、あっという間に着いちゃった。マンハッタンはどうやら思っているよりずっと狭いのだ。途中、地下鉄の中で、親切な女性の方が「あなたたち、自由の女神を見に行くんでしょ？」と言うので「そうです！」と言うと「じゃあ、この車両じゃだめよ。前から５両目までに乗りなさい」って言うの。
どうやら、前から５両じゃないとドアが開かないようなの。ずんずん前へ歩く。途中、車両の中にも「自由の女神を観光する方は前から５両目に乗ってください」とポスターがあるのを目にする。（でも絶対、気持ちが高ぶってそんなの注意してみていないと思うけど）親切な人がいてくれてよかった。
スタチューオブリバティ
サウスフェリーについて、ちらほらと人が流れる方へ歩くと、バッテリーパークに着いた。バッテリーパークの由来は、昔ここにバッテリー（砲台）が築かれたことからきているらしい。
今日は、雲ひとつない快晴で、そのぶん、ちょっと肌寒い。周りにはセーターを着たりＧジャンを羽織ったり、トレーナーを着ている人が。私はＴシャツに薄手の羽織るものしか持ってこなかったので「失敗した！」と思った。なんとなく、まだまだあったかいと思っていたから。
自由の女神のあるリバティー島まではサークルラインのフェリーに乗って行くの。＄１０。テロ対策で手荷物検査がありました。フェリーに乗るまでにまだちょっと時間があったから、だんなの人がホットドッグを買ってみたい！と言うので、買うことに。が、しかし、まだ朝早かったからか、もともとか？ぬるーいホットドッグを手渡された。ん！まずい。
かくして、Ｎ．Ｙ．のホットドッグ１回目はあえなく撃沈。
さて、透き通った風を頬に受けながら、一路リバティー島へ。フェリーからは右手に自由の女神が近づいてきます。なんだか、なかなか大きくならない自由の女神に「意外と小さい？」の声も。（実際、本当に近づくと大きいのですが）自由の女神の右足は、つま先をちょんとつけているだけなんですよ〜。
リバティー島は案内所と小さなショップ＆カフェがあるくらいで他にはこれと言ったものはありません。マンハッタンを一望できる、見晴らしのいい場所もあります。空は抜けるような青。すばらしい！自由の女神日和。
今日は、今朝から「まるでニューヨークにいるみたいやぁ」と言うようなことを思っている、観光めぐりですが、後ろ髪ひかれながらも、再びバッテリーパークへ。次は、グラウンド・ゼロを見てから、ランチのためブルックリンへ渡ろうと思ったのです・・・。
バッテリーパークを歩いていると、自由の女神の格好をした人が３人くらい。写真を一緒に撮ることが出来るようです。もう少し進んでいくと、９．１１のモニュメント。崩壊したワールドトレードセンターの一部を使ったオブジェがありました。
「これは何を意味しているのかな」と言うので「地球じゃない」と言うと「地球壊れているね」と。
なんとも感慨深い。
グラウンド・ゼロへ行こうと思ったけど、だんなの人が「おなかがすいてきた〜」と言ったので、ブルックリンへ。
ブルックリン橋って歩いて渡れるんだよ、と言うと「渡ってみよう！」と言うので、地下鉄ボーリング・グリーンから乗ってブルックリン橋近くのシティ・ホールで降りました。結構歩いている人がいます。走っている人がいます。
ブルックリンブリッジを歩いて渡る〜おいしいピザ屋さん
ガイドブックには”歩いて渡ると気持ちいいですよ”と書いてありましたが、実際は歩道の両脇を車がびゅんびゅん走っているので、排気ガスと騒音がすごいです。でも、眺めはとってもいいですよ。１ｋｍくらいかな・・・ゆっくり歩いて２０分ぐらいするとブルックリンに降り立ちます。ここにはピザを食べに来たんです。
そう！わざわざね。
ブルックリンは「人がいないのか？」って思うほど人が歩いていません。でも、お目当てのピザ屋さんグリマルディーズ（Grimaldi's）に入ると賑やかです。近所のおまわりさん？みたいな人たちもグループで来ていました。店内はところ狭しとテーブルが並んでいます。私たちは１８インチの大きい方のピザに、だんなの人が好きなペパロニ（柔らか薄切りサラミ）と私が好きなモッツアレラをダブルで、あとは角切りトマトをトッピングしてもらいました。それ以外にだんなの人がビール、２人で白ワインのデキャンタをいただいて＄４０。
アメリカのピザってパンみたいで分厚いだけで、ぼそぼそしている〜というイメージですが、ここのはフワフワモチモチ。あつあつをいただいたらもぉ、ヘブンって感じです。（え？分からないって？）ブルックリンまで足を運んだ甲斐がありました。
だんなの人にいたっては「ここのピザは世界一だね。今まで食べていたピザもそれなりにおいしかったけど、これは一体何なんだ！って感じだよ」とまで言っていました。味にうるさい、食いしん坊のだんなの人が言うのだから間違いありません。
アメリカの食のランク付け『ザガット・サーベイ』でピザ部門２年連続１位も頷けました。
さて、レストランを出ただんなの人は、すでにねむねむ状態。あんたは王様か！
「王様と庶民の違いは、ここで昼寝が出来るか出来ないかだよね」とかのたまわっている。
と言うことで、召使は王を引き連れて一旦ホテルへ戻るのであった・・・。なんて贅沢な時間の使い方。
再びタイムズスクエア
たっぷり２時間もお昼寝をしてしまい、あまり遠出も不安なので、もう一度タイムズスクエアまで行ってみました。お目当てはトイザらスとヴァージンメガストアとハーシーズタイムズスクエアです。
トイザらスは中に入ると大きな観覧車がありました。トイストーリーのキャラクターのゴンドラもあってなかなかかわいい。だんなの人はゲーム市場をチェックしていました。私は１人、お試し機でドンキーコンガを。使い方が分からないと、黒人のピシっとスーツを着た方が、親切に教えてくれました。さすが大手。社員教育がなっている。
Ｎ.Ｙ.では今、ＤＯＲＡという女の子のキャラクターが流行っているみたいです。だんなの人が「ａｋｉｃｏｃｏに似てるよ」とか言っていました。今年の目標は「しっとり大人計画」なのに。じゃりん子チエに引き続き・・・ＤＯＲＡですか。
しっとり大人計画、成功の道は長く険しそうです。
次はヴァージンメガストア。音楽好きのだんなの人は楽しそう。私は、海外の音楽もほとんど知らず・・・。この間見た、『スウィングガールズ』の影響で、ちょっとジャズってものを視聴していました。でも、あの、ドキドキ感は得られず。
ここでだんなの人がニルヴァーナのＴシャツを買いました。スマイル君がツカレタ君みたいになっているマークのＴシャツ。
その後は、ガイドブックで見ていて行ってみたかった「ハーシーズ」へ。ラスベガスのｍ＆ｍ’ｓみたいに大きいのかと思ったら意外と小さかったです。でも、Ｎ.Ｙ.のお土産って、ベーグルやドーナツってわけにもいかないから、このハーシーズはお値段的にもちょうどいいかも。キャラクターもかわいいし。おすすめです。
店内に入るとチョコレートの香りが漂います。小さい頃、ｍ＆ｍ’ｓとハーシーズはおやつの定番でした。あの銀紙に包まれて白いテープがぴろっと出ている姿は今も変りません。（味は日本のチョコレートの方が断然おいしいのですが）
今回は、調査と言うことで、キーホルダーのみを購入して帰ってきました。
と、そんなんで夜はヘラルドスクエア近くのコンビニエンスで日清のカップヌードルと角切りフルーツ、ビールを購入。質素な夕食です。でも、どうして、海外のカップヌードルは日本のよりおいしくないんだろう？ねぇ、日清さん？
明日は今日行けなかった、グランド・ゼロを目指そうと思います。