しっとりつるつる美人になろう〜箱根の湯花紋・湯がえりの旅  2004年10月9日
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10月9日(土)台風22号接近中なのに「のんびり温泉につかろう!」の会は決行されました。
今回は高校の友達2人と「美人妻の会」と勝手に銘打っていたのですが・・・。大型の台風がやってこようとは。この日ばかりは、学校の先生って偉いなぁ〜と何度思ったことか。だって、雨が降ったら「よし!今日は中止だ!」とか台風が来たら「今日は学校閉鎖です」という判断力と決断力があるでしょ。
私にはそれがなかった。と言うかまるで子供かも。楽しみにしていたから、自分達が頑張れば〜とか思ってしまう。でも、本当はこういう日は潔く次の機会を作るもの大人ってもんでしょうね。

と、朝起きて、テレビの台風情報を見ていたら、*はなこ*から電話が。「今日、行くよね?え?いや、(だんなさんが)akicocoに聞きなさい!って言うからさ・・・」ちょっと悩む「私はもう出なきゃならない時間だから行くって言ってくれればそれでいいんだけど」「よし!行くよ」と、半ば勢いで言ってみた。外は小雨。



総武線快速に乗って東京駅へ。小田原や箱根に行くなら新宿からロマンスカーって言うイメージだけど、私達が住んでいる千葉県からは、東京駅から快速アクティーに乗っていった方が断然近い。

快速アクティーで小田原まで約1時間10分の旅路。

*はなこ*はおやつま持参で来てくれた。でも・・・1週間前から体調が悪いらしく・・・その波がなんと今日やってくるのである。
体調が悪くて台風なんだから行かなきゃいいじゃんと言う話も出てきそうな感じだけど・・・体調というのが、あの、その、便秘の話であって(^−^;)そこで、私達はその話に花が咲いた。その中で、「本屋さんに行くとトイレに行きたくなるよね?」と言うと、*ちょん*が「それは整然と並んだ物を見ると人はそういう衝動に駆られるんだって」と説明。*はなこ*が「じゃー、うちが整然と物が並んでないってこと〜?」と少し青ざめながら、おなかを押さえて楽しそうに話してる。

あんまり、トイレの話が続いたので、*はなこ*が「わ、話題変えて、まぢ辛くなる」とか言っている。そうこうしているうちにあっという間に小田原駅に着いた。小田原駅ってすごくきれいなんだね〜。

今日、お世話になる花紋さんに、到着時刻と確認の電話をした。そうしたら、「大丈夫ですか?今日は台風なので駅までお迎えしますよ!」とのこと。ローカルな伊豆箱根鉄道に乗り換えて、箱根湯本の駅まで行くと、レトロなボンネットバスが止まっていた。

日帰りプランだとボンネットバスのお迎えはないの。だから、かなり得した気分♪

11時半頃、お宿に着いた。箱根らしく坂の途中のいきり立ったところに宿はあった。会社のホームページで、「名旅館」と銘打たれている箱根の湯花紋。興味があったけど、週末ともなると1泊3万円以上。なので、今回湯がえりプランを利用しながら、雰囲気を味わいたいなぁって思っていたの。もちろん休日モード。でも、お宿に入るなり名刺交換。

*はなこ*たちにも「akicocoが仕事している〜」なんて言われる。(^−^;)自分でもかなりアセッタ。

2階の湯がえりプラン専用のカウンターでチェックイン。3階の湯がえりプラン専用個室で着替えたりゆったりする。昼食を12時にしてもらったので、その前にお湯につかりに行こうと思っていたの。

仕事モードではないにしろ、デジカメでたくさん写真も撮ろう♪とワクワクしていた。

花紋のお風呂は「湯めぐり茶屋」と言って、何種類ものお風呂があるの。(泉質は一緒)

寝湯、打たせ湯、箱蒸し、洞窟、檜、甕、サウナ・・・と。一つ一つは大きくないけれど、利用者も少ないのでそんなこと全然気にならない。(私達が入ったときはちょうど3人で貸切状態になっていました)

私は普段、サウナが大の苦手。苦しくなっちゃうからね。でも、箱蒸しはおもしろかったよ。箱に入って首から上を出すの。だから、顔は全然苦しくないけれど、サウナ効果は抜群!

甕のお風呂は長野の湯田中にあった陶器風呂と同じくしっくり体になじむ。でも、これってちょっと『西太后』に出てくる、西太后にいじめられて甕に入れられた東太后に似ている・・・。こわいかも。

見方を変えると、母体の中のような雰囲気。そう思うと和める・・・。で、でもどうしても東太后が頭をよぎる。

すっかり、12時を回ったので、お昼を食べることに。と、*はなこ*の体調の悪いのがピークに達ていた。
お風呂から出たら 、「なんだか目が回ってきた(@_@)これは、水滴かな?汗かな???」と言いながら、くらくらしている。

「ちょっと、部屋で休んでから食事場所に行くね」と言うので、私達は心配ながらも食事処(個室)へ向かった。

「*はなこ*心配だね・・・」と*ちょん*と話ていると、仲居さんが来て、「お飲み物はどうなさいますか?」と。

2人でちょっとためらいながらも、私が「ビール飲むよね?」*ちょん*(元気よく)「うん!」、「あ、じゃぁ瓶ビール1つとグラス2つください」と注文する。

*ちょん*が「どうしようかと思ったよ〜。飲まないかな〜って」と言うので、「*はなこ*には悪いけど、せっかく来たからね」と。

ビールはよく冷えていて、しかも箱根ラベルだった。「箱根に来たんだねぇ」なんていうのはこういう小さいところで感じてしまう。

しばらくしたら、*はなこ*が来た。一度部屋で休んで、横になったら少し元気になったみたい。よかったよかった。


料理は、ミニ懐石を注文していたの。ご飯は「松茸ご飯」と「雑魚と高菜のご飯」「白米」から選べた。お替りもいいですよ!と言うので、秋の松茸ご飯をまず注文♪

ミニとは言え、品数がたくさんあったよ。食べきれないくらい。

温泉蒸しの茶碗蒸しは上にフカヒレスープがのっていて、そこにはユリネが入っていた。とってもおいしかった。蟹も旬と言うことで御膳に並んだ。外の雨は段々強くなるけど、おいしいご飯を食べて、ビールを傾けていると全然そんなことお構いなしだった。

地元の放送が流れる・・・「台風の影響で、箱根登山鉄道は2時40分の小田原行きを最終で運休します」

*はなこ*はまた体調が悪くなるといけないのでお部屋で寛ぐことに。

私達はもう一度温泉を堪能。

午前中より雨脚が強くなっている。*ちょん*の会社の話を聞きながら、雨の露天風呂(屋根がついている)に入る。

ここの打たせ湯は肩こりが治ると書いてあったので、「そうか、それじゃ打ってもらおうじゃないか」とお湯の下に行くと。刺激が強すぎた。(×_×)

台風じゃなかったらよかったけど、雨露に緑が揺れるのはとってもきれいだなぁって思った。

部屋に戻ると、*はなこ*が「さっき迎えに来てくれた人が、東海道線も止まってますよ。どうしますか?お泊りいただいてもかまいませんよ」と電話がかかってきたよと言う。

テレビを見ても東海道線が止まっているというニュースは流れていない。(小田急箱根鉄道のことだった)

早めに行動して帰ろう、と言うことになって3時半に宿を出た。宿の方が、小田原駅まで送ってくれたの。何から何まで本当にお世話になってしまいました。

小田原駅に到着して、駅員さんに「電車は動いていますか?」と聞くと、「遅れはありますが、動いていますよ」とのことだったので、安心して、かまぼこをを買って帰ることに。

16時01分発の電車に乗ろうとしたら・・・その電車が、前の駅で倒木に合い、立ち往生していると言うのだ。私達は待ち合わせをするために止まっていた16時08分の電車に乗って待つことにした。

でも、待てど暮らせど倒木が取り除かれたという放送は流れない。
そうこうしているうちに台風の暴風圏内に入ったらしく、すごい勢いの雨風。危ないので電車の上についているパンタグラフを下ろしたら、電気の供給がされなく、車内が暗くなった。ををを〜。久々に台風の影響を受けてしまった。(小さい頃を思い出す)

そんな時に限って、*はなこ*の義母、*ちょん*の義母からメールや電話が入る。*はなこ*は、「い、今、箱根に来ていて電車で立ち往生です」と言うような「ばか嫁」とも言われかねないメールを果敢にも送っていた!(ま、信頼関係ができていると言う証拠ですが)

順調に帰り着いていたら、あっという間の旅だったろうけど、今回は本当にたくさんのことをしゃべった。いやー久々にたくさん他愛のないことを話すのに時間を費やした気がする。それはそれでおもしろかった。♪どれみ♪さんに小田原付近の台風情報を送ってもらった。

西の辺りから段々と明るくなったと思ったら、次の駅近くの川が増水して電車を発車させられないという放送。ありゃりゃ。結局、東海道線は復旧の見通しが立たなくなった。隣の小田急が動き出したので、そちらへ振替輸送。私達も、とりあえず東京には近づかなきゃと言うことで、小田急へ乗り換える。どんこで行く小田急の長いこと長いこと。結局、私が家路に辿り着いたのは22時。2時間もあれば箱根から帰ってこられるのに6時間もかかったとさ。

温泉に入ってせっかく疲れを癒したのにね。でも、楽しかった。また、美人妻の会をやるよ〜(台風や大雪じゃないときにね)

あ、そうそう、今回、*はなこ*の雨女疑惑が浮上しました。(^m^)

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