インドぐるぐるバス旅行  2001年7月5日〜9日
home
 

 ジャイプール市内観光

 

2時半に再集。
ちょっと時間があったのでホテルのブックショップに行ってみました。ブックショップと言っても扱っているものは本だけでなくちょっとしたお土産ものも売ってます。私はそこでガネーシャとかわいい象の置物を買ったの〜。まあ、置物と言ってもかわいく手に乗るくらいの大きさ。ガネーシャの大きいのなんてちょっと怖くて買えないわよ。小さいからこそ愛嬌があるってもん。結構気にいってしまった。
でも、これって鎌倉行って大仏買っているのとかわんないよね!?はっ。
このホテルからジャプール市内は5分くらい。
最初に風の宮殿へ向かいます。風の宮殿は日程表に(入場)って書いていなかったので、入場しないよう・・・。ちょっと残念。

「私、風を見たいの」
マハラーニー(藩王妃)にこう迫られたジャイプルの第5代マハラージャ(藩王)、プラッタップ・シングは頭を悩ませた末、1799年、ジャイプルに世にも不思議な宮殿を建てさせた。5層の壁だけのような宮殿。ローズ・ピンクの壁の建物は部屋がなく、風が抜ける出窓のみが建物前部に張り出す。
藩王妃は、期待に胸膨らませて出窓に近づいた。途端、風が窓を通り抜け、外にいた兵隊の黒髪をなびかせた。
「風が見えた!」
       ・・・・・『週間地球旅行58インド』より


風の宮殿ってすごい雑踏の中に立っているの。もっともっと丘の上だと思ってた〜。ある意味予想していたのとは違う。もっとロマンチックかと思ったらバリバリ現実の中に立っているようだから。
3階までは後ろに普通に建物らしきものが見えたけど、4、5階部分が窓から向こうの空が見えるくらいの薄さになっている。
ジャイプールは風の宮殿をはじめとして町並みがピンク一色なので別名ピンクシティとも呼ばれているんだって。かわいい〜。

写真を撮るためにバスからちょっと降りた。
風の宮殿の前はお店がたくさんあってそういうところを見たかったけど、すぐにバスに乗るように〜って言われたの。
お店の人たちは口々に「5ルピー」って叫んでいた。気になるぅ。

バスは次の観光場所へと。
次は天文台ジャンタル・マンタル。インドの中にはこのジャイプールのような大きな天文台が何箇所もあるんだって。最終日にデリーでも同じような天文台がありました。
ここジャイプールの天文台は規模も大きくて有名なのだとか。
すごいの!人間の力って。ってそう思うよ。
だって、日時計で2秒単位まで測れるんだもの。すごく感動しちゃった〜。
インドは標準時間はひとつしかないけど、子供が生まれたときはこの地域の日時計で時間と星を見るんだって。ジャイプールの今日の時間は標準時間からちょうど32分ずれているとか。

観光しているときはうす曇だったんだけど、ちょっと待ったら陽が差してきたの。そうしたら今のインド時間からきっちり32分マイナスしたところに影ができた。インド人えらい。さすが0の発明者インド人!
私が時計でその時間を見ていると一般観光インド人が集まって何やら話しかけてくる。今何時だっ?って聞いているのかなぁ。と思って標準時間を教えてあげたら、私の時計を不思議そうに見ている。
私はコカコーラのポーラベアーが秒針になっていて夜空をぐるぐる回るキャラクター時計をしていったの。本当はそれがすごく面白そうだったみたい〜。
インド人は不思議に思ったことがすぐ顔に出るし、聞いてくる。
時計をちょっと見せてあげたら、何やらみんなで話し合っていた。
なんだか旧石器人に時計を見せたような気分だったよ。

ジャンタル・マンタルの外では牛が2頭でラブラブしている。
本当にここは牛の多いところ。だいたいが野良牛なんだって。
他にはラクダ、象、猿、リス、孔雀、いのしし、やぎ、犬、熊、蛇なんかを見かけることができる。 私たちはバス移動が多いのでさながら「インドサファリパーク」なのです。
インド人だってバスから見ているとすごく面白い。

観光が終わるとカンさんが「お土産ものやさんに行きます〜」と言ったの。たいがいの都市でそれをやられるとちょっとげんなりするけど(買いたくないものまで押し付けられるから)インドではまだどこのお店も見ていないのでいいかな〜と思いました。まあ、私たちが物色したくなるような安い出店には行かないとは思うけど。
ジャイプールはインドの中でも宝石で有名な都市らしく、宝石やさんに連れていかれました。
見るのはタダだよ〜。だって買えないもん。いくら安いとはいえ。
ある一角が私たちにも買えるような安価なアクセサリーがあったらしくてそこに5人グループの女の子たちが集まったの。
あれやこれやと眺めて付けてもらっている。私たちは後でいいや、とボーっしていたら・・・ひとりのインド人兄さんが人を掻き分けて私に近づいてくる。
持っているのは趣味の悪い黒い宝石を使った(オニキスの大きいなの)マダムのようなブレスレット。
どおやら、これをつけてみろ!と言っている。私はわけがわからず、手をもっていかれた。お兄さんはてこずってなかなかはめられない。
「買わないよ〜」と言ってもつけたくてしょうがない。
このお兄さん私に「らぶ」?
なんて、友達と冗談を言っていたら、結構当たっていたかも。私インド人にモテるようなのです。まあ、世界どこいってもモテないよりはいいけど。
そのお兄さんから離れていても目で合図してくる(@_@)~~~
他の店員さんは私の顔を指して「インド人っぽい」と言う。
それかーーーーーーーーー!インド人顔のakicocoでした。ベトナムでもベトナム顔だったんだけどね。まあ、そっち系なのさ、要は。
今日最後の観光場所はシティパレス。
ここは、マハラジャ、サワイ・ジャイ・シン2世によって立てられた宮殿なんですって。現在でもマハラジャが実際に住んでいる珍しい建物なの。中にはマハラジャの衣類や身の回り品、絨毯、絵画、写真等が飾ってある展示室があるの。他にもインドの武器もあった。

珍しいものとしてはマハラジャがイギリスにどうしても行かなきゃならなかったときに、敬虔なヒンズー教徒であったマハラジャは聖なる水、ガンジス川の水を2つの大きな壷に入れて持っていったの。そしてそのガンジス川の水で毎日、沐浴していたんだって。
その壷は世界で一番大きい銀の壷として今でもギネスに載っているとか。
毎日、これだけ大きな銀を磨くのって大変だろうなぁ〜。壷はりんご型でかわいい。



ジャイプールは砂漠地帯なのでラクダを多く見かけます。ラクダの目ってかわいいよね〜。まつげが長くて。
最後にもう一軒、お土産物やさんに行きました。ここは布工場です。工場と言っても全くもって手作業なのですが。私が写真を取っているとおじさんは自慢気にポーズを取ります。一つ一つの色をつけた判子を押していって最後に化学液体に通すとさっきまで紫色だったプリントが茶色に変身!おじさんはみんなの拍手喝采をうけてマジシャンになった気分。


大きな展示室ではサリーの布から多種多様な(ベッドカバー、テーブルクロスと言った)布があります。サリーをタダで着させてくれると言うので着て見ました。
何色がいい?と聞くので遠慮なく「青!」と言うと、いろんな青があって気にいった色を着させてもらったの。やっぱりインド顔かな?おじさんが話し掛けやすかったらしい。
友達も頼んで一緒に着てもらいました。だってせっかくだもの〜。寂しいし。
3人で記念撮影。
サリーの着方がすごい面白かった〜。
その後は、布を買ったの。青い象のプリントの布が欲しかったのに「ない!売れた」とかいうので、面倒くさいのか〜、と思いつつ、自分で探したの。
でもかわいい顔の象がいなくて、結局茶色の象プリントにしたの。これが気にいってしまった。


ホテルで7時半に集まって夕食べたの。ランチと同じレストランだったけど、みんな、ランチのほうがおいしかったと言っていた。そのあとちょっとばかりバーへ。
カクテルを作ってもらったの。「スプモーニ」って頼んだら、「どんなの?」と言われたので「カンパリとグレープフルーツ」って言ったら「グレープフルーツがない」と言うので仕方なく「オレンジで代用していいよ」と言ってみた。
出てきたのは!っは!「カンパリオレンジじゃん」美紀ちゃんとぶんちゃんに笑われてしまった〜。
そのあと、先生と一人参加のお姉さんが(どおやらサントウさんと言う名前らしい)一緒にバーにやってきた。私はこの時点ではまだ、「歳の離れた2人の旅路」と思っていたのだ。
インドの女性ってみんなサリーを着ていて髪が長いの。でもこのホテルのバーにいるバーテンダーのお姉さんはショートカットでボーイッシュ。自分でも「私はショートカットでバイクも乗るし、パンツばっかりはくから男の子って言われるの」と言っていた。インドにはあまり女性の社会進出が見られなかったのでちょっと新鮮。
そのバーテンダーさんがスタッフパーティがあるから来てみないか?と誘われたんだけど11時からだと言うので残念ながら断ってしまった。明日もなんと言っても5時起きだからね。

私たちのことを「学生?」と聞いてきたけど、そのバーテンダーさんよりも私たちは5歳も年上だった〜。きゃあ、嬉しいことを。(え?勘違い)
明日はジャイプールを早朝に出発してタージマハルのあるアグラに行きます。

 index//6前半//8・9

 
inserted by FC2 system