こんにちはサイゴン!  2000年11月8日〜12日
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 ベンタイ市場・マジェスティックホテル・ドンコイ通り

 

日は朝から市場に行こう!と計画していました。ガイドブックによるとベンタイ市場は朝5時から7時ごろが一番活気あるというので。いわゆる「朝飯前」というやつです。私とぶんちゃんが同じ部屋で、たけちゃんとさっちゃんの部屋は真反対(サイゴンプリンスホテルは上から見るとちょうど英語のHのような形をしている)。6時に真中のエレベーターホールで待ち合わせをしたの。

時過ぎに目が覚めるとぶんちゃんが起きている。行ったり来たりしている。今までの私たちの旅行の経験からいってぶんちゃんが早起きなのは「意外」以外のなにものでもない。ぶんちゃんは支度が遅い(ごめんぶんちゃん、でも事実だぞ)上に起き上がるのも私並に遅い。(私はいつまでも布団の中でごろごろしているタイプ、でも支度は早い)だから、変だなぁとは思ったけれども、「支度が遅い」のを気遣って早く起きて支度しているに違いないと思った。

も違った。ぶんちゃんは足が相当痛かったみたい。夜も2度ほど起きたといっていた。足が痛くて痛くて起きてしまったって。(実際あまり寝ていないらしい)前の晩、「足のケア」(これが大変、だまっていると1時間以上やっているらしい)をするので私に先にお風呂に入っていいよと言ってくれた。私はお風呂に入ってでてくると、ぶんちゃんがお風呂に消えていった。それからぶんちゃんは足のケアを始めて、眠った・・・で、痛くて何度も起きた。
どおやら、昨日の晩のビールがいけなかったらしいと自分で解析している。ううむ。そういえば旅行前に薬を飲まなきゃいけないからビールは辞めとくって言っていたような。

日、確かに私はぶんちゃんビール飲んでも大丈夫なんだと思った。(忠告しなよって?だって大人だから自分のことは自分でコントロールすると思ったのだもの)でもそれで血が勢いよく回って、いつもに増して腫れあがって痛くなったみたい。
「だっておいしそうだったんだもの、みんなも飲んでるし」そう言いたいのはわかる。「でもビールよりも今は楽しい旅行が大切でしょ、ぶんちゃんはビールはもうだめだよ」と言っていた私。ごめんちょっと怒ったよ。でも、ぶんちゃんが楽しく旅行したいと思っているから言ったのだよ。でも昨日の夜言ってあげればよかった。

局、午後のドンコイ通りでのショッピングの方が大切!と言うことでぶんちゃんは市場を断念した。私もその方がいいと思ったのでぶんちゃんには残ってもらうことにした。(すごく痛いのを我慢してせっかくの午後のショッピングをつぶしちゃうとかわいそうだし)ぶんちゃんにっとってとてもつらい選択だったと思う。(市場もぶんちゃんはすごく楽しみにしていたの)

人で早めにたけちゃんとさっちゃんの部屋へ向かった。たけちゃんとさっちゃんの部屋は大きな通りグエンフエ通りに面している部屋だ。しかも遠くにぼーっとサイゴン川が臨める。私たちの部屋はちょうど反対側、サイゴンの路地裏側。私は部屋運はあまりついているほうではない。確か昔、韓国に行った時、たけちゃんとぶんちゃんの部屋はリバービューですごくいい眺めなのに私と美紀ちゃんの部屋は裏庭ビュー(しかも工事中で工事現場ビュー)だった。ひとえに私の部屋運が悪いと言いたいが、内緒にしておく。


「ねえねえ、朝早くから子供がサッカーやっているんだよ」たけちゃんは言う。
グエンフエ通りは昼間はバイクの嵐なのだけれど、やはり早朝はその姿もまばらで広い通りにはちらほらサッカーをしている子供たちを見かける。いい眺めーーー。
「あ、そうそう、ぶんちゃん足が痛くて市場は諦めるって・・・」「そうか、残念だね」

んちゃんがいるならタクシーで市場まで行こう!と言っていたのだけれど3人になったので歩いていくことにした。サイゴンプリンスホテルからベンタイ市場までは歩いて15分程度。朝の散歩にちょうどいいくらい。
ベンタイ市場に着くと噂にたがわずそこはすごく大きな市場だった。シンボルの門をくぐると??市場の中は一つ一つのお店が1坪ずつ位になっているのだけれど、何処もお店を広げていない。もうまもなく6時半ごろだと言うのに・・・ガイドブックに踊らされたのかしら?ちょっとたけちゃんのテンションも下がっている。
焦るakicoco。

のほうにいくとお店をこれから広げようとしている区画があってその奥は食料の市場になっている。どおやら売っているものの種類によって区画が分かれているみたい。
ガイドブックに載っている門のほうから入ると衣料店、キッチン用品店、フルーツ店、食堂、色々な食料店、外に出ると生鮮店、花店という配置になっている。店が早くから開いているのは食料に関するお店のみ。キッチン用品はまさにこれからって感じだし、衣料店は私たちが帰る8時半ごろやっとオープンしたのだから。

んどん奥のほうに行って食料を売っているお店を探索しようとしたら、たけちゃんが「い、息ができない、戻ろう」と言った。そしてすぐ外に出た。私とさっちゃんは鼻が馬鹿になってきていてそんなに感じなくなってきたけれど、たけちゃんは息ができなかったらしくこのまま行ってまた同じ道をもどってくるのは困難(絶対に息が持たない)と思ったので走って戻ることとなったのだ。

に出ると、内臓系の肉がこれでもか!と山盛りになっている。だ、大丈夫なのか。こんなんで衛生面は。もっと外に出ると生花で花環を作っている。日本の感覚だとみんな新装開店のお花。そんな生け方。

っかりたけちゃんのテンションンゲージは下がっていた、いやマイナスだった。でもでも、早起きしてここまで頑張って歩いてきたのだからもう一度いざ出陣。キッチン用品のお店がちらほらと開いてきた。私たちは山積みになっている食器たちを眺めながら歩いた。偵察偵察。お店の人は最初の値切り方でこのひとがばかかそうでないかを見分けるらしい。そう、「ばか」になっちゃいけないのだ。敵に背中を見せるでないぞ。
さっちゃんは市場で食器(茶器)を買おうと言っていたので茶器を見て回っている。私はぜひともベトナムコーヒーフィルターが欲しかった。たけちゃんは絶対、ベトナムでは自分は何も買わないだろうと言っていた。(たけちゃんはどちらかと言うと先進国のお買い物が好きなタイプ・・・入れ物好きなの<バッグ類>)親にも「変なものを買ってきたらそれは嫌がらせと受け取るから」と言われてきたらしい。(それはそれで、固い信念でおもしろい)

このお店も似たようなディスプレイだし似たような商品なのに自然と自分の好きなお店が鼻でわかる。(ホント、私たち鼻が効くのです)
あるお店でさっちゃんが食器を見ているとそこのお姉さんがとてもかわいいの。パジャマともなんともつかない服を着ていて(ベトナムはそういう日常着らしい)愛らしい。歳とは不釣合いな無邪気な笑顔。さっちゃんが値段を聞いたりしているとお風呂にあるようなプラスチックの(しかも派手な赤や青)椅子を渡されて、これに座ってじっくり選ぶといいよ。と言われた。私たちの目線はもうかなり低い。こういう椅子に座って市場のお店で話をしているとその雰囲気にのまれているみたいで本当に楽しい。絶対立って買っている人より楽しんでいそうだって!

のお店はベトナム北部のバッチャン村のバッチャン焼の食器を主に扱っていました。たけちゃんはバッチャン焼だからシミみたいな模様かな?と言っていましたがとてもきれいな朱と藍の模様なのよ。
わたしはかわいい急須を買ったの。これは多分お茶を入れるのではなく醤油差にするのだと思う。最初に言った値段よりも絶対まけてもらうの。だってこれが楽しくて来てるようなものだし。さっきの「ばかにされちゃいけない」とかそんなのはもうすっかり忘れていた。自分の言った値段と相手の言った値段のギャップが楽しくて話しながら買っていることに熱中した。ばかでもいいのだ。たのしけりゃ。
絶対買わないーーーって言っていたたけちゃんもだんだん楽しくなってきたみたいで、結局たくさん買っていた。交渉したりして。(でもたけちゃんは自分が一体いくらで買ったのかすぐ忘れて、聞き返すの。それは交渉に成功しているのか?)
「すごい楽しいんですけどーーー」とか言っていた。ははは。よかったー。それが一番だ!
たけちゃんはお店のお姉さんの無邪気な笑顔にやられたらしい・・・たけちゃん「おじさんなんでも買っちゃうよー」と言っていた。(たけちゃんはたまにおじさんになる)

のあとさっきのお店で長居してしまったのでぶんちゃんが心配しているかなー?と思いながらも(ごめんぶんちゃん)私が欲しかったコーヒーフィルターがわんさと売っている辺りに行った。
キッチン用品の区画でも売っているけれど、コーヒー豆区画のほうがいろいろと種類があって面白い。すぐ客引きにつかまる。でも怖そうな顔の人のところには行かない。またあとでねーなんて言う。その中にもまたかわいらしいお姉さんがいたのでそこで立ち止まる。つくづく、「かわいい」「美人」「愛嬌ある」は得だと思う
「コーヒーフィルターが欲しいの」って言うと、「コーヒー1キロ買ったら1個つけてあげるよ」って言う。「えー、1キロもいらない」「フィルターだけっていくら?」「フィルターだけ?いみないじゃーーーん」(っておいおい、さんまか)「コーヒーとってもいいにおいだよ」と言ってすぐ、豆を出して挽いて匂いをかがせる。 確かにいい香りーーー「ねー、いい匂いでしょ。いい豆は1年持つよ」「うそだぁ」「うそじゃないってばぁ」「こっちの12,000dのは1ヶ月。でも18,000dのは1年持っちゃう」(本当かぁ?←あんまり信じちゃいない)でも100グラム¥120とか¥180円の世界。安いなぁ。
「フィルターは30,000d〜(ステンレスのはね)。でもコーヒー買ったらまけちゃう。」「でも1キロはいらないよ」「じゃあ500グラム買ったらフィルター10,000dにしてあげる」さっちゃんが「・・・私コーヒーも買うよ」そうか100グラムパックにしてもらえばお土産にもなるし・・・たけちゃんも「私も200グラムなら」。じゃあ3人で500グラムとフィルター5個お買い上げ!
フィルターにもいろいろ種類があって(と言ってもわかるような差はあまりないけど)たくさんぶら下がっている中から選んだ。
コーヒー豆はこのフィルターにあわせると粗挽き。モカとブルーマウンテンをお買い上げ。

あて、ぶんちゃんの待つホテルに帰るか。
3人ともすごく市場を満喫したーーー。中でもたけちゃんは「来てよかったー。本当に楽しかったよ、新しい自分を発見したね」なんて言っていた。

テルに戻るとぶんちゃんは起きていた。「ごめんねー。待った?」「大丈夫ー。楽しかった?」「うん、たけちゃんが思いのほか買っていたよ」「そうかぁ」
4人で揃って階下のバッフェレストランへ行った。朝食。なれたもんでフォーを注文した。このホテルで食べる朝食も今日で終わりなのだ。
そうそう、昨日からご飯を食べに行ったりタクシーに乗ったりするたびに誰かが立て替えて払っていたので「誰がどこでいくら立て替えていた」のかがだんだん覚えきれなくなっていました。しかもこの国は$表示とd表示。だからみんなから最初にお金を集めてそこから支払うことにしたのです。とりあえず一人あたり$6と160,000d集めました

物をまとめて午前中のうちにマジェスティックホテルへ移動する。距離は大きなスーツケースを押しながらで5分くらい。でも、大きな通りを横切らなきゃいけないのでちょっと大変。マジェスティックに近づくとたけちゃんに異変が。
「コンタクト落としたーーー」「うそーーー」
みんなで手を(ひげダンスのように腰の辺りに)広げてコンタクトを探す。人が集まってくる。ちょうどマジェスティックホテル前のタクシー乗り場になっていて、客待ちのタクシーの運ちゃんたちが3人程話し掛けてきた。マジェスティックのベルボーイたちも2人ほど集まってきた。私たちは必死に探した。
でも・・・見つからなかった。

ょっと落胆気味でマジェスティックに行くとチェックインまで荷物を預けようと話していたら、なぜか?すんなりチェックインになってしまった。ラッキー。まだ午前中だからチェックインできる時間じゃないのに。嬉しいわ。
チェックインしているとベルボーイが走って来て「さっきのコンタクトって高いんだよね」っていうから「うん、すごく高いんだよ」って言ったら、かわいそうに・・・って顔をした。ずっと気遣ってくれていたのね。
ホテルのポーターがとてもフレンドリーだった。私たちが乗ったエレベーターはとても狭く女の子4人乗っただけでもぎゅうぎゅうなのにポーターも一緒に乗った日にゃ、みんなの距離が近すぎて恋に落ちちゃうじゃない。(はは)

っぱりたけちゃんとさっちゃんの部屋のほうが川に近かった。たけちゃんに「これが実力だよ」って言われた。ああそうだよ。
マジェスティックの部屋はかすかにラムネの匂いがした(小さい頃食べたお菓子のラムネの香り)ひんやりしていてとても気持ちいい空気の部屋。窓を開けるとサイゴン川が見えるし、外の喧騒が聞こえる。街の音がする。
部屋は新しくはない、でも古き良き家具たちを磨いてアンティークに浸れる部屋。こんなに気持ちのいい部屋に泊まったことはない。そうだ、空調がそうさせていたのかもしれない。ホテル独特の乾いた空気ではないのだ。エアコンはご家庭にあるようなエアコンだし。つけなくてもひんやりしている。すごく気に入った!

物をいいかげん整理してドンコイ通りに行くことにした。通りに出ると先ほどのタクシーの運転手たちが「どこに行くの?」と聞いてくる。「この通りでショッピングよ」というと離れていってしまったが。

は欲張りなのでひとまず全ての店を見てから買おうと思ったの。4人全員じゃ動きにくいからここでは自由行動にした。13時にベトナムハウス(その日、お昼を食べようと思ったレストラン)に集合と決めて。
わたしとぶんちゃんで足早にいろいろなところを回ったの。たけちゃんとさっちゃんは最初に入ったアオザイ屋さんで見ていたから、そこで分かれて。

ンコイ通りを歩いているとシクロ(人力車みたいな乗り物)やバイクタクシーの人が話し掛けてくる。適当にあしらいながら歩く。地図を見ているとまた話し掛けられる。そんな繰り返し。結局いろいろ見ながら歩いたけれど(しかもドンコイ通りから離れている「ZAKKA」というベトナムのガイドブックには必ず載っている日本人御用達のハンドメイドアオザイショップにも行った)すごく安くていい!と言うようなお店には巡り合えなかった。そんなはずじゃなかったのに。
お店がとてもきれいでアオザイを着ている店員さんが印象に残った「Creation」というお店に戻った。そこでたけちゃんとさっちゃんに再会。「何か買った?」って聞くと「最初のお店でチャイナっぽいロングドレス作ったよ。さっちゃんはスカートも作ったの」「ええーーー。いいなぁ。私たちはさっぱり」
なんだか俄然、洋服作りたくなってきたーーー(こういう気持ちで作ると失敗するのよね)ぶんちゃんがその間に店員さんと話していて「ねえ、ここアオザイ$33〜作れるらしいよ」と言った。「安いじゃん!どんな布で作れるの?」
(さっき行った「ZAKKA」では$90〜だったし、途中でよった「ROSE」では$90〜だった<それはタイシルクだったからかもしれない>)

姉さんが数点見せてくれた。私たちが作りたいと思った布はちょっと厚手でアオザイには合わないという。こっちがいいよ。と薦められた布から選んだ。ぶんちゃんのは光沢があって見る角度によると赤にも緑にも見える布。私はラベンダーの色を選んだ。ぶんちゃんは色がとても白いので店員さんも「こっちの布のほうが似合っていると思う」と言っていた。きちんと顔と合わせていいほうの布を選んでくれる。アオザイのパンツの方は同じ布で作ると言うので私たちは無理を言って同じ値段で黒いパンツにして欲しいといった。(だって透けちゃうし、同じ布だと垢抜けないの)私は結局$50で、シルク素材で作ってもらったの。

寸は20箇所以上したと思う。採寸してくれたのは堤真一似のクールなお兄さんだった。あとでたけちゃんと「お兄さんかっこよかったねー」と話していて「でも結婚していたねー」ってたけちゃんが言うと私も「うん。結婚していた」と言った。
ぶんちゃんが「あんたたち、そんなこともチェックしていたのか。しっかりしている」と言う。だって、採寸するとき目の前に結婚指輪がちらつくなぁと思ったのだもの。普段はそんなチェックはしないよー。たけちゃんはどうか知らないけど?(ふ)
でもそんな、クールな兄さんが採寸したら思わず息とめておなかへこましちゃうよー。人間の心理ってもんですぜ。

昼はたけちゃんが是非行きたいといった「ベトナムハウス」と言うレストランへ。ここはドンコイ通りの真中くらいに位置しているのでよかったです。ガイドブックにはビジネスランチがおすすめとあったのでみんな迷わずそうしました。私たちはそれ以外に333を頼みました。ぶんちゃんはレモネードです。えらいえらい。

ジネスランチは何種類かある料理から選べてデザートまでついて@49,000dくらいでした。日本で食べると1.5倍の値段はするかな?料理はどれもおいしかったです。特にソフトシェルクラブの天ぷらがグーです。

度、ホテルに戻ってタクシーで大聖堂と郵便局に行くことにしました。マジェスティックホテルの前にはいつも赤い色のタクシーが止まっていて、私たちが外に出ると客引きにきます。郵便局に行きたいと伝えるとタクシーは走り出しました。ちゃんと「メータープリーズ」といつものように言いました。タクシーが郵便局につくとメーターは12,000d(初乗り)なのに、タクシーの運転手が声弱げに「フォーダラー」というのです。私たちは「へ?」何言っているのおじさん?と言う表情。そこのメーターは12,000dってなっているでしょう。私がお財布係でもうすでに12,000dは用意していたのです。皆、ちょっと怖い顔になって「はい、12,000d」と言ってタクシーを降りました。おじさんは何も言いませんでした。(多分怖かったのだと思う)
んなに力弱げに人をだますならだまさなきゃいいのに・・・ぷりぷり。
結局私たちはあとにも先にもこんな変なタクシーに乗ったのは1回きりなのですが。

便局はフランス植民地時代の建物らしくてとてもきれいですばらしかったです。ベトナムは郵便のシステムがあまり整っていないらしく、エアメールを出すならこの郵便局に来ないとだめらしい。(一応ホテルでも出せるけれど2週間経った今日現在まだ届いていないもの)道端にあるポストはローカル便専用なのでエアメールは出せないとのこと。私は葉書10枚セットと切手を買いました。

のあとまたタクシーに乗ってCOOPマートというスーパーに行ったの。このときは女のタクシードライバーでした。ベトナムには定価という概念がないのであまりスーパーは受け入れられないらしいけれど、そのなかでもこのCOOPはまあまあ定着しつつあるようでした。こういう現地のスーパーって一番好き(今回はその限りではないけれど、もっと楽しい市場とかあるから)。アメリカとか行くと免税店よりもスーパーに入るほうがわくわくする。
中華街で売っているようなえびせん(油で揚げるとふわっと広がるせんべい)←とてもおいしかったよ、レトルトフォー(即席うどんのようなものや、クノールのコンソメ、カルビーらしきえびせんを買った。他には会社にはココアのミロを買った。1杯分ずつパックされていてミロとミルクとシュガーが3in1になっているの。(あんまり変なものを買っていくと誰も食べないので国際基準のものを)たくさん買っても57,000d位。

ーパーを出るとそこはホンダバイクの嵐。タクシーなんて見つからないし乗れない。どうしよう。たけちゃんが「昨日来たシンカフェの近くだよ。ここ」というので「シンカフェ」まで歩くことにした。距離的には近いのだけれど私たちが泊まっているホテルの周りよりもずっと交通量が多くて目が回る。道なんてどうやって渡ればいいのだ?と言うくらい。親子連れがまさに渡ろうとしているので私たちも気づかれないようにその親子連れにダマになってついて行った。何とか渡れた。

生懸命歩いて、ぶんちゃんの機嫌が少し悪くなった。でも、ここまで歩いてきたのだ。昨日行ったシンカフェの前の「SAPA」って言うお店に行くのだ!とぶんちゃんは転んでもただで起きない性格になっていた。(そのときのぶんちゃんの気持ちが手にとるようにわかった・・・やっぱり私のエスパー度はアップしている)
その前にシンカフェで一休み。ジュースを頼んだ。このシンカフェの周りは物価も安い。私たちのホテルの周りとは全然違う物価のような気がする。
もう一度「SAPA」でお買い物。ぶんちゃんのベトナムはこの「SAPA」で終始したと言っても過言ではない。本当にかわいい雑貨やさんなの。

ォングラーオ通りからタクシーに乗ってホテルへ。やっぱりタクシーのスタート料金も私たちのホテル街と違う。
夜はサイゴン川をクルーズしているベン・ゲーと言う船で食事を取ることにしていた。その乗船時間8時15分まで1時間ほどあるのでそれまでまたまた自由行動。1時間後にホテルのロビーで集合にした。

の間に事件が。部屋で少し休んでいると電話がかかってきた。「なんたらかんたら・・・」と話している。最初は間違い電話かと思って切ろうと思ったら、ずっと聞いているとどうやら、私たちがアオザイを昼間に作ったCreationの店員さんのようだった。よーく聞くとカラーを測り忘れた・・・と言っている。私たちのホテルに来て測りたいと言っていることがわかった。
でも、いきなりホテルに来られるのはどうかと思って、私は一生懸命、じゃあお店に行こうか?と言ったら、その店員さんは(悪いから)自分が赴く問う言うようなことを言っている。うううむ。部屋に来られるのは困るなぁ(なんか変なことになったら困るので) と思っていると、店員さんはレセプションで待ち合わせをしたいと言う。それならいいよと言った。レセプションのところで少し待っていると、昼間の堤真一似のお兄さんが走ってきた。ごめんなさいごめんなさいと言った。
なぁんだ。このお兄さんなら信用置ける。(本当か?)
私はてっきりカラーを忘れたと言っていたから、色のことだと思ったけれど、首周りを測るのを忘れたらしい・・・はぁ・・・あ!カラーね。そのカラーね。納得
いそいそと首周りを測ってお兄さんは帰っていった。写真一枚撮りたかったなぁ。残念。 でも、英会話をしていて聞くことを諦めなくてよかったぁと初めて思った。(あまり役には立ってないけど)

のあとレセプションでベン・ゲーの予約をしてもらって、私はさっちゃんとたけちゃんが最初にチャイナ風のドレスを作ったお店に行くことにした。ぶんちゃんはそれまで疲れた体を癒してくると部屋に戻った。
店に入るとたくさんの布とハンドメイドの服のサンプルがたくさんぶら下がっている。そのなかから布とデザインを選んで作ってもらうことにした。青い厚い生地でロングのマーメードラインのスカートを、ターイ族の織布でサマードレス(ネックハンガーの)を選んだ。出来上がりは明日の夕方とのこと。50代くらいの女の人が指示をして10代くらいの女の子が採寸をしてくれた。またまた20数箇所採寸が終わったと思ったら、後から男の人が店に入ってきて、もう一度採寸をすると言う。(時間ないのにー)仕方ない。言われるがままそうする。途中、その兄さんがウィンクをする。やめてけれーーー。
あ、ちなみに2着注文して交渉して65,000d→55,000dになった。

けちゃんとさっちゃんが昼間注文した服を取りに来た。2人の服は午前中に作ったのでもう7時には受け取れるとのことだったの。いいなぁ。私も本当は作ったアオザイでベトナムを歩きたかったのに。
すごくかわいいの。しかも仕立てもしっかりしている。うううう、うらやましい。
とてもかわいいのでそのままの格好でディナークルーズに行くことにした。いいねぇ。旅行って感じで。

イゴン川のディナークルーズは4社くらいがやっているのだけれど、私たちは見た目に一番面白い魚の形をしたベン・ゲーという船のディナークルーズにした。
たけちゃんは最後まで「ベン・ハー」と言っていたが。
料理は・・・まあまあ。こんなもんでしょうか。今までとてもおいしいところで食べてきて舌が肥えているので。いつも頼む春巻を当然のように頼んだのだけれど、いつものと違っていた。なんと言うか・・・表現できないけれど。おいしかったからいいのだ。
風がとても気持ちよかった。1時間半くらいのあいだゆっくりとサイゴン川を遊覧しているの。

飯を食べて勢いでもうひとつ。マジェスティックホテルの屋上のバーに行った。サイゴン川と通りを望むそのバーも気持ちよかった。ぶんちゃんはお酒が飲めないし疲れたから部屋に帰っていると言うので3人で行ったの。
それぞれカクテルを頼んだのだけれど、結局私が全部飲んでいたような・・・。

日は最終日だぁ。早いなぁ。 戦争戦跡記念館に行こうと計画してたけちゃんとさっちゃんにお休みを言った。
ぶんちゃんはお風呂のお湯の出し方がわからず、お風呂にも入らないでいた。私が試しに入ってみる。ちょっとコツがいるものの、できないわけじゃなかった。ぶんちゃんにも伝授した。
ぶんちゃんがお風呂に入るとき「おやすみ」といって入っていったので「起きてるよー」と言った。今日はみんなに葉書を一生懸命書いた。手がつった。そのときは届くことを信じて疑ってはいなかったのよ。

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